CD+AD+D 小磯裕司/CL 直島福武美術館財団/2008
瀬戸内海の離島に美術館を中心とした
開発事業を展開する直島福武美術館財団、
その犬島におけるアートプロジェクト
のためのVI・サインデザイン。
明治時代に建設された銅の精錬施設である
犬島精錬所は廃墟となって長年放置されていたが、
明治近代化産業遺産に指定された事を契機に
美術館を中心とした文化施設としてリノベーションが施され、
新たな生命が吹き込まれた。
このシンボルマークは、
瀬戸内海の自然・明治時代の廃墟・現代のアートが
渾然一体となった犬島の稀有な景観と重なり合い、
そのイメージを豊かに増幅させる装置
としてデザインされている。