2012年出版
作者:原研哉
「白」という概念を、色ではなく日本の感覚資源として読み直していく原研哉の著作。文学者・谷崎潤一郎の『陰影礼讃』や、哲学者・九鬼周造の『「いき」の構造』、美術思想家・岡倉天心の『茶の本』、農学者・新渡戸稲造の『武士道』などのような、美意識に通じる論考を、デザインという視点から試みようとしている。